RSUとストックオプション 株で給料をもらうという形

アメリカサラリーマン生活2年目・2013年秋

このころ仕事でやっていたプロジェクトは20人以上のエンジニアからなる大規模なもので、コミュニケーションというのは本当に難しいものだと思った頃です。

最近の日本はテレワーク推奨でなんでもオンラインに持っていく流れになっていますが、私のいたチームはなんでもオフラインでやるチームでした。

なぜあそこまで彼らがオフラインにこだわるのかは今でも不明です。 続きを読む

シリコンバレーの会社の有給(vacation)と病欠(sick-leave)の仕組み

アメリカサラリーマン生活2年目・2013年夏

この春から仕事も少しやりがいが出てきたので、夏休みもいい過ごし方ができたと思います。

この頃の有給の日数は年間16日で、大体3週間休める感じです。

自分は夏と冬に2週間ずつ、合計年に4週間取っていました。 続きを読む

コンピュータサイエンス以外の学部でもコンピュータサイエンスの勉強はできる

CSは人気で、他の学部よりも入りにくいというのは事実だと思います。

もちろんいい国際学会に査読付きの論文が出ていれば有利だとは思いますが、それがないと合格できないということはないと思います。

私もやりたいことはCSながら機械工学に応募し、結果的に合格できたので、自分のやりたいことに応じてCS以外の学部を選択するのはいいアイデアだと思います。

その他の学部を選んでも、機械学習を使って研究をしている教授は少なからずいる気がするので、単純に機械学習を使って何かがやりたいというだけならば、CS以外の学部に出願するのは悪くない選択だと思います。

そしてそのような学部の中で、CSを副専攻として履修した授業を単位に数えることができる学校を探すのもいいアイデアだと思います。

私が学生の時も12科目の履修が卒業には必要でしたが、そのうちの5科目はCSの授業を取りました。(学生時代の成績表を見てみてください。)

GPAは大学院の合否にわりと影響する

いずれの学校に行くにしても、たいていの学校の足切りGPAは3.0なので、少なくともGPA3.5くらいは確保する必要があるのではないかと思います。

東大とカナダの大学のどちらが優位かは正直わからないですが、英語圏で暮らしたことがないならば、カナダの大学を選ぶのは慣れるという意味でいい選択肢かしれません。

アメリカとカナダは同じ北米なので、インターンなどを通じてアメリカの大学の先生と知り合う機会が日本よりも多そうです。

会社の同僚には家族以上に愛想よく

アメリカサラリーマン生活2年目・2013年春

オレゴン州ポートランドという人が素敵な街という記事でも書いたように、オレゴン州のポートランドは冬が雨季なので、文字通り毎日雨で気分が落ちやすいです。

その北ワシントン州のシアトルも同様です。

アメリカ西海岸でソフトウェアエンジニアの仕事と言えば、たいていはシリコンバレーをはじめとしたカリフォルニアか、シアトル(マイクロソフトやアマゾンの本社がある)です。 続きを読む

夜型人間は生まれながらに社会不適合者という理不尽

アメリカサラリーマン生活2年目・2013年冬

サラリーマン生活も2年目になりましたが、この頃が1番つまらなかった頃です。

会社の中を歩きながら『つまらなすぎてヤバい』と、窓の外のMount Hoodというきれいな山を眺めながら思っていました。

割り当てられる仕事は誰かが作ったものを修正したり、アップデートするというものばかりで、そういうものは確かに誰かがやらなくてはいけないことですが、一から新しいものを自分で作れるわけではなかったので完全に飽きていました。 続きを読む

一度就労ビザ(H1Bビザ)を手に入れてしまえばアメリカでの転職はとても簡単

アメリカサラリーマン生活1年目・2012年秋

シリコンバレーの大企業はとてものんびりしているに書いたように、Intelでの2年8か月は今振り返ってものんびりした生活でした。

大企業はそもそものんびりしているというのもありますが、リソース的な問題もありました。

扱っているデータが大きく(テラバイトからペタバイト)、当然一つのコンピュータのメモリに収まらないので、数万個のCPUからなる分散システムを使って処理を行います。 続きを読む

ムーアの法則は単なるIntelの開発目標である

アメリカサラリーマン生活1年目・2012年夏

1年半ぶりに日本に戻り、リラックスした休みをとれました。

前年は博士論文の執筆に追われていて、この年の初めの年末年始は就職のための引っ越しがあったので長い休みが取れませんでした。

1年半ぶりだったので日本の夏の緑がとてもきれいだったのを覚えています。 続きを読む

アメリカのソフトウェアエンジニアは恵まれすぎている

アメリカサラリーマン生活1年目・2012年春

シリコンバレーの大企業はとてものんびりしているという記事に書いたように、サラリーマン1年目はとてものんびりリラックスして過ごしていました。

大学院での研究は自分の仕事なので、自分がやらないと前に進みません。

会社での仕事は他の人の仕事を任されているだけなので、必要最低限だけやっていれば問題なしです。 続きを読む