AIは現段階で既に人類の脅威になる

頭脳が賢くなくても物理的には十分に脅威になる

前の記事で取り上げた「数学者→専業主婦→AI研究者」。私が研究で伝えたい“違和感”という文章から引用します。

AIは万能ではない (中略)
いずれは人類の知能を抜き、私たちはコンピューターに支配される。シンギュラリティや現在の仕事を失うことを本気で論じる人が目立つようになりました。
これは違和感ではなく数学者としての意見ですが、「そんな時代は来ない」と断言します。AIの仕組みを正しく理解していない人の幻想に過ぎません。

AIは万能かどうか?シンギュラリティはやってくるのか?などについて、私はわかりません。

しかしAIが賢くないからといって人類の脅威とならないわけではありません 続きを読む

「ロボットは東大に入れるか」の新井紀子教授は研究者としてすごい

はじめに

本記事は「数学者→専業主婦→AI研究者」。私が研究で伝えたい“違和感”という文章を読んでの感想です。(読んでいない方は先に読んでいただけると、以下の流れがわかりやすいと思います。)

大まかな感想としては、私はあまり内容に同意できませんでした。

多額の税金を投下されている国立機関に所属する新井紀子教授の発言は影響力があると思いますし、またコメント欄でも科学の教養がそれなりにあると思われる方々が賛同しているのを見ると、本当にその結論でいいの?という疑問が拭えないのがこの記事を書いたきっかけです。 続きを読む

人生の7割くらいは運で決まる

私はとても手先が不器用なので化学の実験が上手にできません

化学の実験は注意しないと大きな怪我をする可能性があります。また器具も高価なものが多いので、私はそれらを壊してしまうことをいつも恐れていました。

高校時代の私の狭い頭の中は『理系=化学の実験をやる人』だったので、理系は向いていないと思っていました。

現在の自分が曲がりなりにも理系にカテゴライズされていることが本当に不思議です。 続きを読む

高学歴でないと就けない職業が高学歴に向いているわけではない

学校の勉強と政治家という職業

選挙が終わりました。

私は選挙のたびに政治家になろうする人たちは大したものだと思います。

表面的には問題のある方もいますが、根幹の部分では多くの人を引き付けることができるとても魅力的な人たちに違いないでしょう。 続きを読む

アメリカのエンジニアは名刺を持っていない

コミュ障にとってきついものと言えば電話ではないでしょうか?

電話での会話は100%言葉に依存するコミュニケーションであり、またリアルタイム性を要求されるため、コミュ力が高くない私のような人間には非常にハードルが高いコミュニケーション手段です。

面と向かった会話ならば相手の表情も見えるため、コミュニケーションにおける言葉が持つ役割の比重が下がります。

またオンラインでの会話ならば、自分のペースで何を伝えるべきか考えられるので、ハードルは多少下がります。 続きを読む

文系学部への進学はコスパの悪い買い物

大学の授業は無料で聞けます

大学に行ったことのない人は驚くかもしれませんが、高校までと違い大学の教室には誰でも入って授業を受けることができます

忍び込むといった感じでもありません。

もし居心地が悪ければ、部外者だが聴講していいかと授業を行う先生に聞いてみてください。その申し出が断られたところを私は見たことがありません。 続きを読む

学校はたくさんの0を1にしてくれるところ

私たちは知らないものは知りません

天職と言えるような仕事が世の中に存在していたとしても、その仕事を知る機会が人生で訪れなければ、その仕事に就くことができません

数学や科学、音楽、美術、体育など、高校までで多くの人が出会うであろう分野に、自分の強みや興味を見つけることのできた人はとても幸運だと思います。

私の場合は高校で出会うことはできませんでしたが、大学で出会うことが出来ました。 続きを読む

高校教育から数学という科目はなくすべき

大人の私の目線で見ると数学は一番役に立つ科目ですが、高校生の私の目線で見ると一番役に立たない科目でした

なぜなら何に使われるのかわからないからです。

むしろ大人に限っても科学や技術に縁のある一部の人間にしか、数学の使い方は知られていないと思います。

高校数学で習う三角関数(sin, cos, tan)や微分積分、ベクトル、行列。これらがどんな場面で社会で使われて、私たちの日々の生活を豊かにしているか説明できる大人は、多く見積もっても日本の人口の一割もいないでしょう。 続きを読む

数学を勉強する理由が知りたければゲームを作ってみればいい

私は高校生のころ数学を勉強する理由がわかりませんでした

親になぜ数学を勉強する必要があるのかと聞いても、論理的思考力を養うためといった非常にあいまいな答えでした。

私の父親はしがない地方公務員で、母親は商業高校卒と、いわゆる科学や技術の匂いの全くしない家庭だったので、親としてはそのようなあいまいな言葉でお茶を濁すしかなかったと思います。

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