
学校の勉強と政治家という職業
選挙が終わりました。
私は選挙のたびに政治家になろうする人たちは大したものだと思います。
表面的には問題のある方もいますが、根幹の部分では多くの人を引き付けることができるとても魅力的な人たちに違いないでしょう。
世の中には学歴について語ることが大好きな人がたくさんいるので、あまり有名でない大学を出ている政治家がいたりすると見下すような発言をする人も多いですが、私は勉強が出来る能力は政治家としてはほとんど生きないと考えているので関係ないと思います。
勉強ではどうにもならないことがある
もうすでに10年近くたちますが、私は小泉進次郎さんを初めて見たときにとても衝撃を受けました。
小泉進次郎さんが初めて出馬した2009年の選挙では、進次郎さんは同学年の東大卒弁護士の横粂勝仁さんと直接対決しました。
進次郎さんの人を引き付ける演説や表情の作り方を、お世辞にもそういうものが当時上手とは言えなかった横粂さんとの対比で見せられた私は、人生で初めて越えられない壁というものを見せつけられた気がしました。
学校の勉強が出来る能力という点では、おそらく横粂さんの方がずっと上でしょう。
しかし進次郎さんの魅力はおそらく育った環境からくるもので、その雰囲気やオーラは、いくら学力その他を鍛えても得られるものではない気がしました。
『学歴が高いのにバカ』という言われ方
元総理の鳩山由紀夫さんは、私がなんとなく気の毒に感じてしまう政治家です。
鳩山さんは東大工学部を卒業し、スタンフォードのオペレーションズ・リサーチで博士号を取っているくらいなので、とても勉強が出来る人だと思います。
しかしルーピーと大衆にバカにされ、政治家として最終的には上手くいかなかったところを見ると、勉強が出来るだけではどうしようもないことがよくわかります。
オペレーションズ・リサーチを専攻しているあたり、本人は政治にはもともと興味があったと思われるので、少し切ないです。
学校の勉強ができるならば、それが生きるフィールドで戦ったほうがいい
電通などの大手広告代理店や三菱商事、住友商事といった大手総合商社は、有名大学を卒業した人の中でも一部しか入社できないとても人気のある就職先です。
しかしそれらの会社に勤めている友人から聞く限り、電通過労自殺の問題に見られるように、学校の勉強ができるだけではどうにも乗り越えられない仕事のようです。
私はこのブログで再三書いていますが、学校の勉強が出来るならばエンジニアが一番だと思います。
学校の勉強が出来る能力と、エンジニアとしての能力はとても近いからです。
1つ残念なのは、日本ではエンジニアという職業は金銭的にあまり報われないという事実です。
私はそれに関して、日本の外で仕事をするという選択肢を入れることで解決をしました。
また最近ではHuaweiが日本のエンジニアとしては破格の初任給を提示したことがニュースになったように、近い将来には中国企業が日本にやってきてエンジニア全体の給料を上げてくれることが期待できるかもしれません。
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