ノマドの終わり

昔から家の中が好きだった

子供のころは常に母親に外に出て遊べと怒られていた。

昔から外に出るのが嫌いだった。

自分は根本的に体が弱い。

極端な偏平足なので、立っているだけで他の人に比べて疲れやすい

偏平足矯正のインソールを入れるようになったら、立つことが劇的に楽になった。

普通の人はこんな楽に立っているのかと衝撃を受けた。

父親は自分とキャッチボールをするのが楽しみだったようだが、自分はボールを持ったらそのまま家に逃げ帰るような子供だった。

スポーツは野球とバスケと水泳をやらされたが、水泳だけが他の人よりも上手にできたので、遺伝的に地上戦はダメな気がする。

今は外に出るなという要請が出されている。

多くの大人はいま不自由を感じていると思うが、この状況を幸せに思っている子供は少なくないと思う。

不特定多数と共同生活しなくてはならない学校に行く必要もない。

大人になったら自分の好きなところだけに行って、自分の好きな人とだけ会えばいいので、外に出ることが嫌ではなくなった。

だから今の状況は大人になった自分には少し残念である。

自分にだけリスクがあるのならば、それを承知したうえで好きに行動すればいいが、自分が感染源になりえて、かつ自分の不用意な行動が社会に大きなダメージを与える可能性があるというのがとても難しい。

オンラインで仕事ができ、世界中の金融システムがスムーズにつながった結果、永遠に旅行をしながら暮らすという夢のような生活ができるようになった。

しかし自然はそういう人が増えることが好きではないのかもしれない。

ネイティブアメリカンがヨーロッパ人の持ち込んだ天然痘でその人口を大きく減らしたように、まだ具体的に認識できていないだけで、人間の気軽な移動は原子力のように功罪両面があることを感じ始めている。

願うことしかできない

今月の初めからアメリカのコロナウイルスによる死者数予測データを最新のデータとともに指数関数に当てはめている。

引き続き伸びは緩やかになっているのは確認できる。

月初めでの予測は15日時点で17万人だったが、5万人を切るところまできた。

最悪このままのペースで増えても、今月内に死者100万人を超えるような悲惨な事態も避けられそうだ。

一番右の列が最新の4月9日までのデータを使って回帰したもの。

黄色でハイライトされている数字は実測値。

元のデータを見ると感染の拡大はここ数日止まってきたように見える。

亡くなった方々は気の毒だが、単なる一市民の思いとしては身近な人に犠牲者がでるまえに収束することを願うばかりである。

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プロフィール

yu. (Ph.D. UC Berkeley)   

慶応大学環境情報学部を首席で卒業。日本のベンチャー企業で働いたのち、アメリカにわたり、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号を取得。専攻は機械工学、副専攻はコンピュータサイエンス。卒業後はシリコンバレーの大企業やスタートアップでプログラマとして働いていました。現在はフリーランス。毎日好きなものを作って暮らしてます。

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