10年にわたるアメリカ生活は大きな挫折と共に終わった

アメリカサラリーマン生活5年目・2016年夏

この年の頭から始まった撮影の仕事も一段落して、マネージャーに会社を辞めて日本に帰ることを伝えました。

当初サラリーマンは3年間だけと決めていたのですが、レイオフ後に配属されたVRのプロジェクトが面白かったのでここまで続けてきました。

仕事自体はこのときもそれなりに楽しくやっていました。 続きを読む

心を破壊してくる人からは遠ざかる

アメリカサラリーマン生活5年目・2016年春

2016年に入ってから、これまで作っていたVRカメラを使って実際に撮影をするというスケジュールが組まれました。

当時のプロモーションビデオがyoutubeにありました。

ちなみに3分30秒当たりで後ろを歩いている猫背の男は私です。(後でアップロードされたビデオを見て気づきました。) 続きを読む

社会は民主主義でも会社は独裁的に運営されている

アメリカサラリーマン生活5年目・2016年冬

ついにサラリーマン生活も5年目に入ってしまいました。

仕事自体はこの頃とてもいい感じでしたが、サラリーマンを3年で辞めて好きなことをやろうときめていたので、さすがにそろそろ辞めなくてはいけないと考えはじめていました。

去年の夏から新規にはじまったVRのプロジェクトはプロトタイプができてきて、商品化にはまだ遠いながらも、とりあえずやっていることは間違っていなさそうな感じであることは見えてきました。 続きを読む

株式投資をするならオプションを使って保険をかける

アメリカサラリーマン生活4年目・2015年秋

レイオフから数か月が経過して、前の商品の最後のエンジニアリングアップデートが終わり、新しいプロジェクトが始まりました。

VRのためのカメラを作るプロジェクトです。

通常のカメラは空間を写真という平面で記録しますが、このプロジェクトで目指すのは空間を空間としてそのまま記録することです。 続きを読む

お金が増える仕組みを知る

アメリカサラリーマン生活4年目・2015年夏

春にあったレイオフを経て、オフィスは急に閑散として静かになりました。

レイオフ直後の3月から数か月は、販売終了が決定した商品の最後のソフトウェアアップデートを作っていました。

具体的にはデスクトップソフトウェアのバックエンド部分のアルゴリズムで、 仕事でGPUプログラミングをしたのはこのときが初めてでした。 続きを読む

シリコンバレーでレイオフを体験した話

アメリカサラリーマン生活4年目・2015年春

前回の記事で会社の調子はいまいちのようでしたと書きましたが、当時自分はそれに気づいておらず、淡々と言われた仕事をやっていただけでした。

マーケティングなど実際に売り上げを観察できる部門や上の方の人はそういう情報を共有していたのだと思いますが、自分は具体的なことは知らず、そういう話もエンジニアリングミーティングでは特になかったと思います。

100人くらいの大して大きくない会社でも情報は共有されないものです。 続きを読む

シリコンバレーのスタートアップに入社する

アメリカサラリーマン生活3年目・2014年秋

アメリカで働き始めてから初めて転職をして、この秋からLytroというスタートアップで働き始めました。

今ではなくなってしまった会社なのですが、創業は2006年なので私が入社した時点ですでに8年目でした。

会社が清算されたのは2018年なので、トータルで12年間続いたようです。 続きを読む

転職を決めたならば複数の企業の採用プロセスを同時に進める

アメリカサラリーマン生活3年目・2014年春

ポートランドでの3回目の春を迎えました。

当時の写真を見返しても季節感のあるいいところだったと思います。

前回も書いたように、Intelでの2年8か月はリラックスした生活でいい思い出がたくさん残っています。 続きを読む