株式投資をするならオプションを使って保険をかける

アメリカサラリーマン生活4年目・2015年秋

レイオフから数か月が経過して、前の商品の最後のエンジニアリングアップデートが終わり、新しいプロジェクトが始まりました。

VRのためのカメラを作るプロジェクトです。

通常のカメラは空間を写真という平面で記録しますが、このプロジェクトで目指すのは空間を空間としてそのまま記録することです。

それができれば実写でも奥行きのある映像が再生できます。

プロジェクトは最初4人で始まり、最終的には50人を超すような大きなものになっていきました。

個人的にはこの最初の4人でやっていた、この秋からの半年くらいが一番楽しい時期でした。

他の会社も一般的にそうかもしれませんが、Lytroはマーケティングドリブンの会社で、商品の基本的な仕様や方向性をエンジニアサイドが決めることはあまりできず、なかなか難しいことが多かったです。

しかしこの最初の半年は、会社からしても実際に商品になるかどうかという見極めの手前のような状態だったので、エンジニアだけで自由に開発することができとても快適でした。

結局職場の快適さを決めるのは仕事内容よりも人間関係の部分が大きいと思います。

投資の勉強を続ける

プライベートでは投資の勉強を続けていました。

多くの人は投資と聞くと株式市場での取引を想像するのではないかと思いますが、前回紹介した金持ち父さん貧乏父さんシリーズは不動産投資を勧める本です。

私の記憶が正しければ、著者のロバート・キヨサキは株式市場での投資を否定的に扱っていたと思います。

ロバート・キヨサキの本はお勧めですが、私はこれまで不動産投資に手を出したことはありません。

その理由は一言でいえば、不動産投資は『投資』というよりは『会社経営』に近いと思ったからです。

不動産投資関連の本を日本のものアメリカのものそれぞれ数冊ずつ読みましたが、結論として不動産投資は非常に手間がかかりそうだというのが私の実感でした。

私が投資に興味を持ったのは自分の時間を使わずにお金を手に入れるためなので、もし自分の時間をつかわなければいけないのならばそれはあまり自分には適していません。

例え時給換算でサラリーマンのそれを超えようとも、時間がかかる以上はそれは自分の探しているものではないというのがこの時の結論でした。

米国市場でのオプション取引を始める

色々調べた結果、自分にとって一番合っていると思ったのはアメリカ株式市場でのオプション取引だと考えました。

コロナウィルス騒動が世界中に広がり、バブルの様相を呈していた株式市場も大きく値下がりしています。

私が投資についてこのブログで書いたのは2年以上前のことですが、NISAやiDeCoのおかげか当時と比較して投資をする人が増えているような実感があります。

しかし一般的に株や投資信託をただ持ち、ひたすら値上がりを待つというのは今回のようなことがあるのでとても危険です。

家や車のように高価なものには保険を掛けるのが一般的ですが、株式市場で保険を掛けるのは一般的ではないのが問題です。

当時の記事でも書きましたが、投資をするならば株式市場における保険であるオプションについて知識を深めることをお勧めします。

残念ながら日本で米国市場のオプション取引ができるのは限られた一部のブローカーのみのようですが、その面倒くささを乗り越えられるくらいには勉強してから投資に参入した方がいいのではないかと個人的には思います。

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プロフィール

yu. (Ph.D. UC Berkeley)   

慶応大学環境情報学部を首席で卒業。日本のベンチャー企業で働いたのち、アメリカにわたり、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号を取得。専攻は機械工学、副専攻はコンピュータサイエンス。卒業後はシリコンバレーの大企業やスタートアップでプログラマとして働いていました。現在はフリーランス。毎日好きなものを作って暮らしてます。

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