GPUと私
研究というものに関わり始めたのは、私が20歳であった2002年頃でした。
その時のテーマは先生の言われるがままにGPGPUに関するものでした。
決まった処理しか行うことのできなかったGPUがプログラム可能になり、かつ32ビットのデータを扱うことができるようになったことにより、GPUをグラフィックス以外の処理に用いて計算の高速化をしようという雰囲気が生まれていたころです。
以前アメリカでプログラマとして就職するための戦略という記事を書きました。
記事の最初に、プログラマの採用の流れとして、”1. まずリクルータと電話をして応募条件にマッチしている人材かチェックされます。”とさらっと書きましたが、ここにたどり着くまでが、後のCoding Interviewをパスするよりもずっと難しいかもしれません。
エンジニアとの面接にたどり着いてしまえば、Coding Interviewというある種の人工的なゲームでの勝負なので、そのゲーム対策は個人の努力です。 続きを読む
前の会社を退職したのが2017年の5月なので、アメリカから日本に戻ってきて1年になります。
私は労働をせずに暮らす方法を発見してしまったので、あまり労働意欲がないのですが、たまたま面白そうなことをやっている会社に声をかけていただいたので面接を受けてみることにしました。
アメリカでプログラマとして就職するための戦略という記事で書いたように、リクルータと話が進むと、実際にエンジニアとの電話での面接がセッティングされます。 続きを読む
新井紀子教授はAIの専門家ではない 『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』という記事を書いて約一か月が経ちました。
15000人の目に触れたようなので、いろいろなコメントをもらっています。
以前に文系学部への進学はコスパの悪い買い物という記事を書きました。
この記事の要旨は以下の2点です。
これらから私が出した結論は、もしあなたが大学で文系の科目を勉強したいならば、『総合大学』の理系学部に進学し、その卒業要件を満たしつつ、空いている時間に興味のある文系科目の授業に出席するのがコスパがいいということです。 続きを読む
自分に必要のないものをお金を払ってまで手に入れたいと思う人は少ないでしょう。
従って逆の立場になって考えれば、お金がもらえているならば誰かの役には立っています。(詐欺とか人を騙していなければ。)
学生の方などは、ぜひとも社会に貢献する仕事がしたいという考え方をすることがあるかもしれませんが、お金をもらえているのならば誰かの役に立っているのは間違いないので、余計なことを考える必要はないと私は思います。 続きを読む
私が大学や大学院の学生だったときは、文字通り毎日休みなしで勉強や研究をしていました。
勉強しすぎて彼女に振られるという失態をおかすような生活でしたが、誰かに言われてそうしていたわけではありません。
逆にサラリーマン時代は、できるだけオフィスにいる時間を短くし、オフィスの外では仕事のことを考えないようにしていました。 続きを読む
私はアメリカに10年以上住んでいましたが、日本に帰りたいとか、特にホームシックのようなものをその間に感じたことはありませんでした。
その理由は、一人でいることを好むことと、あまり外に出ないので、おそらくどこに住んでいても生活が大きく変わらないからのような気がします。
正直自分の知っているアメリカは、家とオフィスとスーパーマーケットとそれらを結ぶ道路だけです。 続きを読む
本来とても賢い人でも、私には必要以上に難しい人生を送っているように見える人は多くいます。
賢いながらもそれをうまく生かせず苦しんでいる人は珍しくなく、そういう人生を送ることを他の(特に若い)方々には避けてほしいと考えて始めたのがこのブログです。
正直私自身がそのようになってしまっていた可能性は大いにありますし、またそれを避けられたのは運の要素も多分に大きかったので、私の経験をぜひシェアできればと思い書いています。 続きを読む
日本人男性にとってバレンタインデーとは受け身で過ごす一日だと思いますが、アメリカにおけるバレンタインデーはカップル双方にとってとても大切な一日です。
気分としては、日本のクリスマスに近いと思います。
アメリカ人にとっては、バレンタインデーこそがカップルで過ごさないと寂しいと感じる一日なのです。 続きを読む