高校生や未成年が家を出て自力で暮らす方法

圧倒的に世界は不平等だが日本に生まれたならチャンスはゼロじゃない

いろいろな国を旅行して思うのは、世界には貧しい子供たちがたくさんいるけれど、貧しいから不幸なわけではないということです。

ただ彼(女)たちがその境遇を自力で脱出できるチャンスはほぼゼロだと思います。

以前に能力も人生も時代が決めるという記事を書きましたが、人の人生は生まれた時代で大体決まり、その時代の以下の3項目でどこまで自分の人生を快適にしていけるかの可能性が決まる気がします。

  1. 生まれた国
  2. 育った地域
  3. 家庭環境

この全部でチャンスがゼロならば、かなり厳しいと思います。

幸いあなたが日本人であれば、2と3でダメでも1がとても優れているので自分の人生をよくするチャンスは無限にあります。

もちろん1,2,3すべてがそろっている人に比べて自分の人生は恵まれていないと考えることもできますが、ノーチャンスではないということは知っておいてください。

親に頼らず家を出て自力で生きていく方法で書いたように、あなたが18歳以上であれば自力でなんでもできます。

ポジティブな意味で自己責任です。

今回は未成年や高校生だったらどうすればいいかを考えていこうと思います。

ちなみにこれは未成年男子に向けた記事です。

未成年女子は子供シェルター等、しかるべきところを頼ったほうがいいと思います。

 

高校生が家を出て自力で5億円を稼ぐ

このまえ五億円のじんせいという映画を見て、自分が高校生の頃を懐かしく思い出しました。

ざっくり言えば高校生が家を出て自力で5億円を稼ぐことを目指す話です。

最初は日雇い労働から始めるのですが、時給1000円では5億円を稼ぐのに休みなしに働いても171年かかることに気づき、風俗や反社会的なバイトなど危ない方向に手を染めていきます。

私の初めてのアルバイトはファミリーレストランの厨房で時給800円、次がコンビニで時給720円で、一番最初の正社員の仕事が時給換算で2000円弱だったと思います。

そして今の私のサラリーマンとしての時給は一万円、フリーの仕事ではさらにその数倍で仕事をしています。

それとは別に、何もしなくてもサラリーマンの平均年収以上の投資収入も入ってきます。

つまりあなたが最終的にお金持ちになりたいとしても、一度にそこまで持っていこうとするのではなく、少しずつ時間をかけて人生を改善していけるということです。

法律的にグレーなところ以外では、一気に雇われでお金を稼ごうとするのは難しいと思います。

スポーツ選手では18歳という年齢で億単位のお金を手に入れている人もいますが、彼(女)らはそのスポーツに幼稚園や小学校低学年の頃からコミットしているので、年齢的には若いですが実はその道10年以上のベテランです。

普通の人とは積み重ねが違います。

5億円必要ならば、まずは生活を安定させてから、時間をかけて5億円を取りに行くべきです。

 

高校生や未成年が家を出て自力で暮らす

18歳未満は『保護されているという名目』で、自力で契約して家が借りられないなど法律的に制約条件が多く、自力で生きていくのはかなり難易度が高いと思います。

親に頼らず家を出て自力で生きていく方法で提案した、住み込みのバイトができれば理想的だと思います。

しかし未成年だと雇わないところが多いと予想します。

もし18歳未満でも働かせてくれるところがあればラッキーです。

私も高校生の時に家を出て住み込みのバイトをしていたのですが、大学1年生だと年齢をサバ読んで働いていました。

そこには大学生になってからももう一度行ったのですが、高校生は本来ならば雇わないことになっているといわれました。

したがってとりあえず年齢確認されたら18歳と主張するのが一番でしょう。

干支もスムーズに言えるように準備をしておく必要があります。

日本社会は身分証明書の所持が義務ではないので、免許や保険証は持っていないと主張します。(実際持っていない場合が多いと思います。)

給与が振り込みの可能性があるので家を出る前に銀行口座を作っておきます。

日本全国どこでも使える、ゆうちょ銀行やセブン銀行がよさそうです。

必須ではないですがスマホも持っているといいですね。

コンビニにいけばWi-Fiがあるので、携帯会社と契約する必要はありません。

住み込みのバイトができなければ、未成年は家を借りられないので屋根が必要ならばホステル暮らしです。

東京だと一日大体1000円から。大阪だと700円台からあります。

宿泊代と食費含めて一日2000-2500円だとして、月に6万から7万5千円くらい稼げれば命はつなげます。

都市部の最低時給は1000円なので、大体月に60時間から75時間くらいです。

つまり一日3時間から4時間の労働を月に20日すれば生きていけるはずです。

肉体労働は最初は大変ですが、一か月もたてば体が慣れて飽きてきます。

私は痩せ方ですが、肉体労働のバイトをしている頃は一か月で5kg増えました。

男性の体はすぐ変わります。

休みの日や仕事がない時間は生活を向上させるための知識を得てください。

いずれは自分で高校に戻るか高校卒業資格を取って、そして大学に行けるならば行った方がいいと思います。

所得が低ければ学費が無料になる仕組みも始まります。

一口に大学といっても、大学で学べる分野の多くはお金を稼ぐことに直結しません

したがって文系学部への進学はコスパの悪い買い物でも書いたように、大学で何を勉強するかは大切に選ぶ必要があります。

 

住所不定の人間にとって一番の敵は日本の冬

夏ならば最悪野宿でも死にませんが、冬は普通に死にます。

したがって出発するなら暖かくなり始めた5月頃が理想的だと思います。

例えばデジタルノマドの人たちは東南アジアを目指しますが、その理由は暖かくて生きるのが楽だからです。

Tシャツ、短パン、サンダルで1年中過ごせるので持ち物も少なくて済みます。

パスポートがあればそういう国々に滞在してみるのも面白いかもしれません。

日本では失われた30年といわれつつも、東南アジア諸国の物価はまだまだ安いです。

私が東南アジアで一番好きな街はベトナムのホーチミン・シティですが、ここでしたら一泊100円代から、食費も含めて一日500円もあればいい感じに暮らせます。

実際そういう生活をずっとしている大人もたくさんいます。

一日500円ならば年間で必要なお金はたったの500 x 365 = 182,500円です。

高校生でも夏休みにフルでアルバイトすれば稼げそうな金額ですね。

18歳になるまで東南アジアに滞在しながら待つというオプションもなかなか現実的です。

ただ一つの国の滞在期間は15日や30日など制限があるので、不法滞在にならないように近隣の国に移動したりする必要があるから面倒といえば面倒です。

この辺の国境の移動は昔はゆるかったのですが、最近は結構厳しくなってきた感じがします。

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プロフィール

yu. (Ph.D. UC Berkeley)   

慶応大学環境情報学部を首席で卒業。日本のベンチャー企業で働いたのち、アメリカにわたり、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号を取得。専攻は機械工学、副専攻はコンピュータサイエンス。卒業後はシリコンバレーの大企業やスタートアップでプログラマとして働いていました。現在はフリーランス。毎日好きなものを作って暮らしてます。

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