
生活に必要なお金を投資で得られれば労働の必要はない
生きているだけで最低限生きるだけのお金が政府からもらえるベーシックインカムというコンセプトが世の中に知られてからずいぶん経つような気がします。
私がそのアイデアを初めて知ったのはいつ頃だったのか覚えていませんが、もしこの仕組みが私が子供のころから既に世の中にあったならば、今とは違う人生を歩んでいたような気がします。
以前にも書きましたが、私は10代のころから人生で必要なお金を早めに稼いであとは好きなことをやりながら過ごしたいと考えていました。
そのためには貯金を必要なだけためて死ぬまで逃げ切るという手段しか20代の頃は知りませんでした。
しかし投資を知ることは生きる上でとてもとても大事なことで書いたように、時間を売る方法以外にも収入を得る方法があるとわかってからは、以前よりも人生に対して気楽に構えることができるようになりました。
一か月に最低限生きるのに必要なお金を投資で得る見込みが出来れば、それはベーシックインカムがあるのと同じはずです。
不自由なく生きるのに必要なお金は月17万円
首都圏に住みたい場合でも、毎日都心に通う必要がなければ、東京から電車で1時間くらいの場所に家があっても特に不便ではないでしょう。
そのくらい離れれば、平成以降に建築された2DKのマンションが5万円以下で借りられます。(首都圏に住むことにこだわらなければもっと価格は下がります。)
光熱費は多く見積もっても2万円くらいには収まると思うので、衣食住の「住」は7万円でそこそこの生活が出来るはずです。
私は週に一度ほどしか外食しないのもあり、スーパーではほとんど価格を見ずに買いたいものを買いますが、一日あたりの食費は1,000円くらいです。したがって一日1,500円も出せば十分に良いものが食べられると思います。
一か月を31日として、必要な金額は46,500円(=1500*31)となり、衣食住の「食」も月5万円あればそこそこの生活が出来るでしょう。
衣食住の残りの「衣」や、美容院、化粧品を含めた生活必需品、その他の楽しみのために月5万円を確保すると、7+5+5=17で、大体月に17万円あればとりあえず不自由のない生活が送れると思います。
月に17万円を投資で確保するための資産額は340,000ドル
月に17万円、つまり年間では17*12=204万円が必要です。
1ドル110円とすると、これは年間18,500ドルほどになります。為替が不利になる可能性も考えて、年間20,000ドルの生活費が必要だとここでは考えます。
税金や社会保険料を20%と見積もると、年間確保すべき金額は25,000ドル(=20,000/0.8)となります。
手間をかけずに投資でお金を手に入れるに書いたように、アメリカ市場の平均に賭けると7.4%の年率リターンが期待できます。
この年率7.4%のリターンを所与とすると、大体340,000ドル(=25000/0.074)の資産を持っていれば、数字上は労働をせずにそこそこ豊かな暮らしが送れるはずです。
あなたが勉強が得意ならば自分に投資するのが一番リターンが高い
どうやれば340,000ドルを確保することができるかについてですが、普通に労働するのがいいと思います。
FXや仮想通貨でこれを実現してしまう人もいるかもしれませんが、自分でコントロールできる部分が大きくないですし、また失敗した場合にほとんど何も残らないでしょう。(そして多くの場合は失敗します。)
サラリーマンをやっていれば、会社の倒産やレイオフで自分が作ったものは無価値になってしまったとしても、そこで得た経験やスキルは次の仕事を見つけるための資産になります。
340,000ドル (およそ3700万円)は一見大きな額ですが、アメリカへの出稼ぎのすすめで書いたように、勉強が出来るだけでサラリーマンでも大きな給料をもらうことができる環境は世界に存在します。
毎度繰り返しになりますが、学校の勉強が出来る能力とエンジニアとしての能力はとても近いです。
一口にエンジニアといってもその分野は多岐にわたりますが、その中で自分がストレスなく働くことができ(=趣味に近い)かつ需要のある分野を見つけて、それに向けて勉強をすることはとてもいい投資になるはずです。
そのような環境を見つけることができ、それほど贅沢をしなければ、5年ほどで340,000ドルの資産を構築出来るのではないかと思います。
そして少しでも生活に余裕が出始めたら、投資も同時に始めるとこの5年をさらに短縮することができます。
仮想通貨を使って数年にわたって毎年コンスタントに1000万円を確保するためにできることはただ価格上昇を祈るのみですが、勉強が出来る能力をうまく生かせば自力でストレスなく毎年コンスタントに1000万円を確保するのは難しくありません。
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