仮想通貨で稼ぐコツ – 現代のゴールドラッシュ

19世紀半ばのゴールドラッシュで一番稼いだ男は金を採掘していない

Samuel Brannanという男が、今から約170年前に起こったカリフォルニアのゴールドラッシュで一番儲けた人だと考えられているようです。

彼はゴールドラッシュ以前からカリフォルニアでお店を営んでいたのですが、あるとき彼のお客さんがゴールドで支払いを申し出たことにより、近所で金が採れることを知ります。

その情報を知り次第に彼がやったのは、金の採掘ではなく、集められる限りのつるはしやシャベルや選鉱鍋(採掘用の浅いバケツ)を買い占め、サンフランシスコの街中を「金だ!American Riverで金が出た!」と叫んで走り回ったことだと言われています。 続きを読む

博士号は足の裏についた米粒なのか

研究者を目指していない人が博士号をとる意味

医師免許や弁護士資格と異なり、博士号自体は国家資格でもなんでもないので、それ自体は研究者としての質を保証しません。

しかし研究者をはじめ博士号がないと就きにくい職業があるのは事実です。

少なくとも研究者になることが近い将来の目的ならば、大抵は取りに行くべきものでしょう。 続きを読む

アメリカ理系大学院在学中の反省点

時間は非常に貴重なリソース

なくなってしまったお金はまた稼げばいいですが、過ぎてしまった時間は取り戻すことができません

10代や20代の方は、今の状況が永遠に続くような気がしているかもしれませんが、皆誰もが老い、いつかは死ぬ以上、年々チャンスは減っていくという考えを持っていて損はないと思います。

博士号取得の一番のデメリットは時間が非常にかかることです。 続きを読む

理系アメリカ大学院に合格するための戦略

アメリカで理系の大学院に出願という選択

最近はたくさんの方に私のブログを訪れていただいているようで、大変ありがたいです。

11月は20000人の方に訪れていただき、月間ページビューも50000件になりました。

私のこれまで経験したことが、他の方(特に若い世代の方)に生きる上でのヒントを与えられる部分もあるのではないかと考え、このブログを書いています。 続きを読む

大学院でのアメリカ留学はコスパ最高

結局ほとんどの問題はお金の問題

先日は学部でのアメリカ留学はコスパ最悪という記事を書きました。

もちろんアメリカの学部での留学にもいい点はあるのですが、そのために支払わなければならない金額を考えると、コストパフォーマンスがとても悪いというのが私の考えです。

私は日本で学部を卒業した後、そのまま進学せずに企業に就職しました。 続きを読む

学部でのアメリカ留学はコスパ最悪

アメリカの大学はとにかく学費が高い

東大の代わりにMITに通うことにすると、大学学部在学4年間で2000万円多くの費用がかかります。

この2000万円の差にまったく問題を感じないような裕福な方は、日本の大学でもアメリカの大学でも好きなところに行けばいいと思います。

しかし現実にはそのような恵まれた家庭はほとんど存在しないと思います。 続きを読む

勉強する理由は自分の頭で判断できる部分を増やすため

無償で世の中のために働く人がたくさんいることが可視化された時代

こんなやりとりがありました。

新井紀子教授が反論すべき点と女性研究者について

論点は『AIは東大に合格できないことを証明する方法』

私の書いた記事「ロボットは東大に入れるか」の新井紀子教授は研究者としてすごいは、11/9日現在、12,000人以上の方に読んでいただけたようで大変ありがたいです。

皆様のおかげで私の記事が新井紀子教授に届いたようです。

アメリカでプログラマとして就職するための戦略

アメリカ西海岸におけるプログラマの採用は一般的に以下のような流れになります

  1. まずリクルータと電話をして応募条件にマッチしている人材かチェックされます。
  2. 1.を通過すると、エンジニアと電話でCoding Interviewというものを行います。Coding Interviewは、コンピュータサイエンスの教養があるかをチェックするためのテストで、Google Docsのようなブラウザ上でテキストを共有できるサービスを使って、電話で会話をしながらプログラムを書かされます。
  3. 2.を通過すると、実際に会社に行き2.と同じプロセスを4、5人のエンジニアと繰り返します。違いはGoogle Docsの代わりにホワイトボードを使うだけです。
  4. 3.を通過すると、採用になります。

Coding Interviewの出来が99%で学歴は関係ない

私が出席したことのある採用決定の会議で、出身大学や博士号の有無が話題にあがったことはありません。

私も過去に何人も面接をしましたが、彼、彼女らの学歴が採用の決定に影響を及ぼしたことはありません

すべてCoding Interviewの出来不出来が採用かどうかを決めます。 続きを読む

「ロボットは東大に入れるか」の新井紀子教授は研究者としてすごい

はじめに

本記事は「数学者→専業主婦→AI研究者」。私が研究で伝えたい“違和感”という文章を読んでの感想です。(読んでいない方は先に読んでいただけると、以下の流れがわかりやすいと思います。)

大まかな感想としては、私はあまり内容に同意できませんでした。

多額の税金を投下されている国立機関に所属する新井紀子教授の発言は影響力があると思いますし、またコメント欄でも科学の教養がそれなりにあると思われる方々が賛同しているのを見ると、本当にその結論でいいの?という疑問が拭えないのがこの記事を書いたきっかけです。 続きを読む