英語学習で一番重視すべきはリーディング

英語を勉強する一番の目的は英語でしか提供されない情報を手に入れるため

言語能力と一般に言った場合、読む(Reading)、聞く(Listening)、書く(Writing)、しゃべる(Speaking)の4つに分類されると思います。

ReadingとListeningは情報を手に入れるため、WritingとSpeakingは情報を発信するためです。

賢く生きていくために一番大事なのは、情報を手に入れることなので、英語の勉強は前二つ、特にReadingを重視していくべきだと私は考えています。

また日本に住んでいる限り、英語を書いたりしゃべる機会はあまりないと思いますが、読んだり聞いたりすることはインターネットにつながっていれば日常のことです。

英語を読んだり聞いたりすることが普段ほとんどないと思った方は、情報を取得するという観点から損をしている可能性があります。

私は科学や技術に関しては日本語で検索をすることはまずありません

なぜなら、例えばあるプログラミング上の問題点に関してその解決方法を記したウェブサイトは、圧倒的に日本語よりも英語の方が多いからです。

そしてもっとニッチな分野になると、それに関する日本語で書かれた情報が存在しないということもよくあります。

 

翻訳で十分ではない

まず翻訳してくれる人がいるかどうかがわかりませんし、仮にいたとしても誰かが翻訳してくれるまで待たなければいけないのは時間のロスです。

そして一番の問題は、翻訳は間接的な情報伝達なので間違っている可能性があります

数学や科学の教科書だと間違いはないと思っている方がいるかもしれませんが、その手の類のものでも誤訳は珍しいことではありません。

また母国語以外の知識がない人は、外国語同士は一対一の翻訳ができると思っているかもしれませんが、実はそうではありません。

イラン人の大家さんに昔聞いた話なのですが、例えば『トランプ大統領は何番目の大統領ですか?』という日本語の『何番目』の部分を英語に直訳することはできません。

もし英語に訳すとするならば、『トランプ大統領の前に何人の方が大統領に就任していましたか?』というような日本語にまず書き換え、それを英語に翻訳することになると思います。

このように、翻訳の際にはしばしばある程度似たような文章にまず置き換えるというクリエイティビティが必要なこともあり、その結果としてオリジナルの文章が持つニュアンスが消えやすいデメリットもあります。

 

コツは地道にたくさんの単語や表現を正しい発音で覚えること

最短距離はTOEFLの単語本を地道にやることだと私は思います。

いくつかあるTOEFLの単語本の中で、個人的にはこちらの神部孝さんの本がよかったです。

いろいろな文章を読みながら単語量を増やすというのは一つの方法ですが、私はその方法は効率が悪いと思っています。なぜならある単語を知るためにはその単語が現れる文章に出会う必要があるからです。

TOEFLのような試験ですと、そこで使われる単語はある程度必要度に応じて厳選されたものだと私は想像しているので、それ対策の本で単語量を増やすのが個人的には筋がいいのではないかと思います。

また発音に関しては我流の読み方ではなく、ネイティブスピーカーの発音で覚えておくと、リスニングの際に役立ちます。

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プロフィール

yu. (Ph.D. UC Berkeley)   

慶応大学環境情報学部を首席で卒業。日本のベンチャー企業で働いたのち、アメリカにわたり、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号を取得。専攻は機械工学、副専攻はコンピュータサイエンス。卒業後はシリコンバレーの大企業やスタートアップでプログラマとして働いていました。現在はフリーランス。毎日好きなものを作って暮らしてます。

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