Uberはアメリカを救った

11月 22, 2017

Uber登場以前のアメリカは行けないところばかりでした

なぜ日本でUberが普及しないかということが議論されているのをよく目にしますが、その原因は法律的なものや日本人のメンタリティよりも、Uberが東京や大阪など日本の都会に導入されてもそれほどインパクトがないというのが一番の要因のような気がします。

Uber登場以前のアメリカは行けないところばかりでした。

モータリゼーション以前に開発されたニューヨークやその他の大都市の一部は車がなくても生活できますが、そのようなところはアメリカのシティと呼ばれる場所でもほんの一部です。

シリコンバレー等、カリフォルニアをはじめアメリカ西海岸の大部分を占める『人々が車を所有していることが前提で設計された街』では、車がないとどこにも行けません。幸運にも最寄りのスーパーへはかろうじて徒歩30分だとしても、アメリカンサイズの商品を抱えて30分歩くのはなかなか骨が折れます。

また行きたいお店等が高速道路の反対側にあったりすると、その反対側に渡るための橋が1km以上先にしかないこともよくあり、その橋にも歩道がないため、車がないと物理的に行くことが可能かどうかわからない場所もあります。

公共交通もあるにはあるのですが、東京のように街中に公共交通が張り巡らせられているわけでもないので、行きたい場所があっても最寄駅から徒歩1時間というのはざらです。

私はオレゴン州のポートランドというところに3年ほど住んでいました。そこにはMaxと呼ばれるライトレールが走っているのですが、そのMaxも数か月に一度しか乗らないのにも関わらず、私が乗るたびに止まっていました。つまり運航障害は日常茶飯事だということでしょう。

シリコンバレーにもCaltrainという鉄道があるのですが、日中や週末は1時間に一本しか走っていませんし、こちらも遅延や運航ストップが日常茶飯事なので、ミーティングがある人には使えません。

出張でどこか別の都市に向かう際は、必ず会社が航空券と合わせて空港でレンタカーの手配もしてくれます。レンタカーがないとホテルから出張先の職場に行けないからです。

 

Uberはインフラ

車がない人や、空港に向かう際など車を使えないシチュエーションにおいて、どこかに行こうとするならば、誰かに送迎をお願いするしかなかったのが、かつてのアメリカ生活の常識だったと思います。

そのようなアメリカの悲惨なインフラ環境を救ったのがUberでした。Uberのおかげで車がなくても行けないところがなくなったのです。

カリフォルニアでUberが今突然なくなったとすると、とても不便になります。

Uberは既にカリフォルニアでは欠くことのできないインフラだからです。

東京にUberが導入されても多少便利になるくらいで、欠くことのできないインフラにはならないでしょう。

ここが日本とアメリカの大きな違いです。

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