コミュ障でも同僚と一緒にお昼ごはんを食べる

私は一人でいるのが子供のころから好きでした

私はアメリカに10年以上住んでいましたが、日本に帰りたいとか、特にホームシックのようなものをその間に感じたことはありませんでした。

その理由は、一人でいることを好むことと、あまり外に出ないので、おそらくどこに住んでいても生活が大きく変わらないからのような気がします。

正直自分の知っているアメリカは、家とオフィスとスーパーマーケットとそれらを結ぶ道路だけです。

そして月に1度、日本人の美容師さんに髪を切ってもらうためにするちょっとした遠出を、私はアメリカ観光と称していました。

コミュニケーションは大事

とはいうものの、生きている限り全く人と会話をせずにいるわけにはいかないので、コミュニケーションは避けることができません。

コミュ力の高い人は問題ないと思いますが、そうでない私のような人は英語でのコミュニケーションの練習方法で書いたように練習で乗り切るしなかないと思います。

私はやっぱりコミュ力が低いので、自ら仕事の用事以外で必要以上に会話をしようとは思いません。

私は朝ご飯が遅いのもあって、13時や14時過ぎにゆっくりとお昼ご飯を一人で食べるのが好きです。

しかしサラリーマン時代には、同僚と一緒に12時からお昼を食べるようにマネージャーにはよく促されていました。

断ることもよくありましたが、仕事を離れてプライベートな話をするというのはチームの雰囲気をよくするというメリットは間違いなくあり、また昼ごはんの間に仕事で有益な情報が手に入ったり、さらには何かが決まったりすることもしばしばあるので、その場にいた方がいいというマネージャーの指摘は正しいと思います。

コミュ障がお昼ご飯の時間を有益に過ごす方法

1対1の会話ならば大丈夫ですが、3人以上になると共通の話題というのは見つけにくいものなので、会話に参加しずらいというのはコミュ障あるあるではないかと思います。

私が一番いい方法だと思ったのはなにもしゃべらないことです。(直接聞かれたことは答えてください。)

無理やり何か言わなければといって何か言っても、コミュ力の低い人間は空気の読めない発言をして場をしらけさせる可能性も高いので、黙って聞いているのが無難だと思います。

しかし先ほど書いたように、お昼ご飯の時間に有益な情報が聞けたりするので、その場にはいた方がいいと思います。

なにもしゃべらなくてもその場にいるだけで、周りの自分に対する印象も良くなると思います。

またお昼ご飯の時間は意外な自分の味方を発見することもあります。

公式なミーティングで通らなかった私のアイデアが、お昼ご飯の時間を通じて賛同者を発見した結果、彼らと協力してプロトタイプをつくり、それがその後プロダクトに組み入れられたという経験もありました。

『アメリカでは意見を言わないといないのと同じとみなされる』といった脅かし文句を言う人がしばしばいますが、アメリカ人も自分の意見を常にそのままストレートに出すわけでもないということは経験的に確信しています。

お昼ご飯を一緒に食べることのデメリット

多様な文化の人と食事を共にするとなると、私はおかずとご飯を一緒に食べる、いわゆる三角食べができないのが地味に嫌でした。

例えばインドや西洋の人にとっては、スープ、サラダ、メインを同時に食べるのはとても変に見えるようです。

私のパートナーはアメリカ育ちながら和食も普通に食べますが、お味噌汁をフィニッシュし、おかずをフィニッシュし、そして最後に白いご飯を単独でフィニッシュするという、日本人から見ると逆に不思議な食べ方をします。(牛丼を食べる時も、まず牛肉と玉ねぎが単独で消費され、その後白いご飯に進んでいくのです。)

私自身は気を付けていながらも、アメリカでもつい三角食べをしてしまい、それをときどき指摘されて嫌な思いをしたりもしたのですが、そんなときには他の人が文化の違いということでフォローしてくれたりして、地味に感激したりもしていました。

お昼ご飯の時間を通じて、世界は優しさで出来ていることも私は知ることが出来ました。

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プロフィール

yu. (Ph.D. UC Berkeley)   

慶応大学環境情報学部を首席で卒業。日本のベンチャー企業で働いたのち、アメリカにわたり、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号を取得。専攻は機械工学、副専攻はコンピュータサイエンス。卒業後はシリコンバレーの大企業やスタートアップでプログラマとして働いていました。現在はフリーランス。毎日好きなものを作って暮らしてます。

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