
学校の勉強は役に立たないという話をしばしば聞きます
なぜなら社会では答えのない問題に取り組まなければならないのに、学校で取り組むのは答えのある問題ばかりだからという理由です。
人生という一番身近なところでも、どのような人生がいい人生なのかというのは答えのない問題です。
お金さえあれば幸せという人もいますし、お金がなくても家族がいれば幸せという人もいます。
家族のために我慢して嫌な会社に何十年も通い続けている人にとっては、家族がいない方が幸せな人生かもしれません。
そのほかにも、暮らしやすい街を作る、最高のパートナーの選び方など、答えのない問題はたくさんあります。
世の中は答えのある問題もあふれています
例えば、時速500㎞で車両を走らせてください、800mを超える建物を建ててください、地球の裏側とリアルタイムに通信する方法を確立してください、などは答えのある問題です。
これらは、現在では『解き方のわかる』答えのある問題になっています。しかし100年前の時点では『解き方のわからない』答えのある問題でした。
人類の歴史はほぼ科学や技術の進歩の歴史といっても過言ではないと思いますが、科学や技術の進歩の歴史は『解き方のわからない』答えのある問題を解決してきた歴史です。
『解き方のわからない』問題は、すでに分かっている知識を組み合わせることで解かれてきました
学校で習う数学や科学は、これまで『解き方のわからない』問題を解決するために何度も利用されてきた厳選された知識が集められています。
したがって、それを知っていると未来の『解き方のわからない』問題を解決するのに役立つ可能性が高いです。
素晴らしい人生とは何か?といったような答えのない問題を解くのはとても難しいですが、答えのある問題でも解き方がわからないものは現在でもたくさんあります。
そして学校で勉強さえしてれば簡単に解ける問題でさえ、学校で勉強しなかった人には難しすぎて解けないため、それらは『仕事』として提供されています
そのような問題を解決してあげるだけで、とても喜ばれ、たくさんお金がもらえるのならば、学校の勉強が出来ることはとてもいいことではないでしょうか。
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