文系学部を卒業してアメリカの理系大学院に進学したい

大学で文系の勉強がしたいなら総合大学の理系学部に進学するべきに書いたように、将来アメリカの大学院でCSを専攻したいのならば、学部でCSやそれに近い分野で学位を取得することはほぼ必須だと考えた方がいいと思います。(MBAについてはわかりません)

特にMBAのようなプロフェッショナルスクールではなく、CSのような学術的な分野の大学院に入りたいならば、その分野の専門家に推薦書を書いてもらう必要があるので、そのような先生と働ける環境にある大学に行く必要があります。

私は大学入試を経験していないので、入試に関して適切なアドバイスはできませんが、私立大学でも構わなければ慶応大学SFCのような、入試に理系の科目を必要としない情報系の大学を考えてみるのも悪くないのかもしれません。

また東大に文系として入学しても、その後に理転することは可能なようです。(<理転辞典>経験者が語る「理転なんて怖くない!!」ワケ。<進振り直前企画>

究極には経済学もプログラミングもコンピュータサイエンスも、家で一人で勉強して、専門家と比肩する知識を身に着けることは十分に可能だと思います。

少なくともコンピュータサイエンスに関しては、大学に行かずとも一流研究者レベルの知識と実装能力を持っている人が在野にいたとしても私は決して驚きません。

私は学問そのもの自体がエンターテインメントだと思っているので、究極には文学でも芸術でも好きなものを専攻すればいいと思います。

しかし多くの人のように大学生活は自身のキャリアの一環だと考えるならば、どの専攻で学位を取るかは日本と比べてアメリカではずっと重要なので、将来日本を出ることを考えているのならば大切に考えるべきことだと思います。

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プロフィール

yu. (Ph.D. UC Berkeley)   

慶応大学環境情報学部を首席で卒業。日本のベンチャー企業で働いたのち、アメリカにわたり、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号を取得。専攻は機械工学、副専攻はコンピュータサイエンス。卒業後はシリコンバレーの大企業やスタートアップでプログラマとして働く。2016年の時点で生涯暮らすのに十分な資産を得たため退職。毎日好きなものを作って暮らしてます。


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