コミュ力がなくてもここまで生きてくることができました

旅人1年目・2016年秋

2016年に入ってから会社を辞めることをずっと考えていましたが、ようやく9月の半ばにやめることができました。

最後の方は前回書いたように嫌な感じで終わってしまったのは少し残念でした。

仕事内容でいえば、大学院を卒業して1社目のIntelの仕事よりも、2社目のLytroのほうがずっと面白かったのですが、思い出としてはIntelのときのほうがずっと良い印象があります

結局どんな人と一緒にいるかということがとても大事だということだと思います。

Lytroでも正直なところ大多数の人は素敵な人でした。

ただ100人も人がいれば、 残念な人が1人や2人いるのは仕方がないことかもしれません。

自分は割と小さい頃の記憶が残っていて、幼稚園に入る前のことも覚えています。

そして子供のころの思い出は、集団に放り込まれるということが非常に苦痛だったという『全然いいものではない』思い出です。

だいたい自分に嫌がらせをしてくるような人が1人か2人いるのです。

今冷静に振り返れば、会社の時と同じで大多数は普通の良い人です。

ただその嫌な一部の人に自分はターゲットにされやすいのが問題なのだと思います。

相手だけでなく自分にも原因があるのだと思うので、そういうことを考えると心が疲れてしまうので人づきあいを避けて生きていくようになってしまいました。

本当に自由だと何も決まらない

目的のない引っ越しは初めてでした。

学校や仕事の関係の引っ越しであれば、通う場所や仕事相手で自動的にどのあたりに住むか決まります。

自分の場合はそういうものがありません。

自由というのは、何もかもを自分で決めなくてはいけないので意外に難しいものだと思いました。

制約のない最適化問題は解が無限に存在してしまうのです。

数学というものはなかなか世の中をよく表現できるものだと、どうでもいいところで感心しました。

とりあえずアメリカを発つ前に東京の調布にAirBnBを2週間確保して、最初はそこで過ごしました。

当時34歳のギリギリ若年フリーター扱いだったので、何か面白そうなアルバイトをしようと考えました。

何個か応募してみて面白そうなものもいくつかありましたが、そういう面白そうなものはどこもブラックな感じでした。

募集は週休2日と書いてあっても、実際に面接に行くと週7日働くことになると言われたところもありました。

しかも給料は最低時給に張り付いています。

自分の場合はお金を目的としたアルバイトではないので、そこは問題ではないのですが、かなり過酷な条件で日々を過ごしている人は少なくなさそうだと感じました。

なんだかんだ東京は生まれ育った街なので新鮮さがなく、せっかくなのでどこか新しい街にまずは行ってみようと思いました。

日本の大都市と言えば、東京、大阪、名古屋、福岡だと考えて、経験したことのない名古屋か福岡にしようと思い、訪れた際の人の感じからして福岡の方が温かかったので福岡にしました。

いつのまにかLCCも普及していて、5000円以下で東京から福岡まで飛べるのはありがたいことです。

福岡でも最初の1か月はAirBnBで暮らしていました。

一日当たり2500円位だったので、あまり家を借りるのと変わらないなと思っていましたが、落ち着かないので結局家を借りました。

不動産屋さんをいろいろ回ったのですが、福岡は夜逃げ率が日本でワーストらしく、無職だといい条件で借りるのはなかなか難しそうでした。

URであれば1年間の家賃と敷金を前払いさえすれば無条件で入居できることを知り、 最終的にURに入居しました。

家を買わないと老後は家を借りられなくなるという脅し文句がありますが、貯金さえあれば誰でも入居できるので、お金はあるが信用はないという人にはURはおすすめです。

何となくあこがれていた海の目の前の家が家賃50000円でした。

家を決めた後は、週2-3日のアルバイトも決まって、それ以外の時間はこの年の頭から始めたCGツールのBlenderの勉強をしていました。

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プロフィール

yu. (Ph.D. UC Berkeley)   

慶応大学環境情報学部を首席で卒業。日本のベンチャー企業で働いたのち、アメリカにわたり、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号を取得。専攻は機械工学、副専攻はコンピュータサイエンス。卒業後はシリコンバレーの大企業やスタートアップでプログラマとして働いていました。現在はフリーランス。毎日好きなものを作って暮らしてます。

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