アメリカに何年住めばスムーズに英会話ができるようになるのか?

1月 9, 2020

TOEFLで高得点をとっても英会話はできない

アメリカ理系大学院に留学した直後の話です。

プログラミングや、科学や数学は世界共通なので、そこに関して心配はありませんでした。

そこで初めて渡米するとなると、本質的ではなくても一番障害となるのが英語だと思います。

また会話が難しいのは英語の問題だと勘違いしがちですが、習慣や文化の違いの理解不足によるコミュニケーションの難しさもあります(「How are you?」「 I am fine. Thank you.」という会話のフェイク感)。

まずアメリカに到着した初っ端から、まず入国審査官が何を言っているのかわかりませんでした。

初体験だというのもありますが、一つ確信をもって難しいのは仕方ないと思えるのは、なぜかサンフランシスコ国際空港の入国審査官は英語ネイティブの人が極めてまれで、みなとても訛りの強い英語をしゃべります。

研究室の仲間やクラスメートも何を言っているのか最初はわかりませんでした。

クラスメートだけでなく、その辺の人とランダムに話して会話がわかるようになるには3年くらいかかったような気がします。

だけど授業の内容は最初から理解できました。

おそらくかなりフォーマルな話し方をするからだと思います。

だからそこの部分は心配する必要はないと思います。

プロジェクトや実験などで他の学生と一緒に話をしなければいけないときは、最初は本当にどうしようもなかったです。

もはやなにがわからないのもわからないくらいわかりませんでした。

誇張抜きで言っていることの90%はわからない感じです。

自分でどうやってわかるようになったのか記憶がないので、残念ですがアドバイスはできないです。

でもいつかわかるようになるのは間違いないです。

おそらく日常会話の英語を聞きなれているかどうかだと思います。

しかし私が24歳だった2006年の頃と違い、今はyoutubeで世界中の日常がのぞける時代ですから、あまり心配する必要はないのかもしれません。

 

思ったよりも給料が低くて焦る

大学院でのアメリカ留学はコスパ最高という記事を書きました。

学費は免除され、最初の1年目の手取りは月額1200ドルくらいだったと思います。

この金額は割と生きるのに最低限ぐらいの感じで、一人でアパートを借りたら赤字という感じでした。

最初の1年目は学校の寮で、おそらく毎月200ドルくらいの赤字だったと思います。

最初に5000ドルもって渡米したので、それをやや切り崩しながら生活しました。

これは14年前、2006年の物価基準なので、いまは給料も家賃も上がっています。

こちらに2019年現在のUC Berkeleyの給料表がありました。

機械工学の大学院生はこちらによると、最初は月給4,463ドル、preliminary examというペーパー試験に合格すると月給4,769ドル、最後にPh.D candidateになるためのQualifying Examという口頭試験に合格すると月給4,981ドルだそうです。

学期中は法律で外国人は週に20時間までしか働けないので、実際の支給額はこの半分になります。

つまり1年目は月給2,230ドル、手取りだとおそらく2,000ドル強くらいになると思います。

ざっとみたところ現在のBerkeleyの家賃はStudioでも最低1700ドルほどするようなので、額面上は14年前と比べて70%ほど上がっていますが、家賃も同じくらい上がっており、カツカツなのは変わらないようです。(当時の私の家賃はstudioで985ドルでした。)

1年過ぎてpreliminary examに合格すれば、200ドルくらい手取りが上がるので生活が回るようになると思います。

3年目に入りQualifying Examに合格すれば、毎月100ドルくらい黒字になるという計算になります。

カツカツの暮らしで5年も過ごすのはきついと感じるかもしれませんが、夏休み中は外国人は週に20時間までしか働けないという制約がなくなるので、指導教官に予算があり、かつ寛大な人ならばフルタイム扱いになります。

私は卒業まで毎年夏休みはフルタイム扱いにしてもらえたので(つまり2020年現在ならば手取りで月4,000ドルくらいもらえる)、それでわりと余裕をもって暮らせました。

ちなみにBerkeleyは州立大学のせいか給料はかなり安い方だそうです。(テキサスのように石油で潤っている地域や、私立大学だともう少し恵まれているかもしれません。)

またエンジニアリング系の学生、とくにコンピュータサイエンスの学生ならば、お金の話をするならば夏休みにインターンをした方が収入的にはもっとよくなります。

特に研究者になりたいのではなく、私のように就職したい人はインターンの方が将来の就職につながりやすいのでお勧めです。

こちらにインターンの月給に関する記事がありました。

2019年の相場は、最高のFacebookで月額8,000ドル、その他メジャーなtech companyを挙げると、Amazonが7,725ドル、Googleが7,500ドル、Microsoftが7,250ドル、Uberが7,167ドル、Appleが6,667ドル、Intelが5,000ドルといった感じのようです。

インターンなのに日本のサラリーマンよりも給料が高そうですね。

インターンはビザが簡単に出るので、日本の大学院に通っているが副収入が欲しいという方もこれらのインターンに応募してみるといいと思います。

お金を抜きにしても、いい経験になるはずです。

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プロフィール

yu. (Ph.D. UC Berkeley)   

1981年生まれ。慶応大学環境情報学部を首席で卒業。日本のベンチャー企業で働いたのち、アメリカにわたり、カリフォルニア大学バークレー校にて博士号を取得。専攻は機械工学、副専攻はコンピュータサイエンス。卒業後はシリコンバレーの大企業やスタートアップでプログラマとして働く。2016年に生涯暮らすのに十分な資産を得る。


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