留学は最悪のスタートを切った

理系アメリカ大学院留学1学期目(2006年秋)

1学期目に履修した科目は以下の5科目。(成績表はこちら

  • CS 274: Computational Geometry
  • CS 284: Computer-Aided Geometric Design and Modeling
  • CE130: Mechanics and Materials
  • E36: Engineering Mechanics
  • E45: Properties of Materials

アメリカの大学院は知識詰込み偏重型という記事で書いたように、1学期に履修すべき科目数は基本は2つ、多くて3つです。

3つだと授業の課題をこなすだけで精一杯なのに、いきなり5つだったので完全に生活は破綻しました。 続きを読む

学生時代の成績表を公開する(慶應SFC、UC Berkeley)

慶應大学SFCの環境情報学部(2000 – 2004)

こちらは慶應SFCの時の成績表です。

文系少年がアメリカ理系大学院でPh.Dをとりシリコンバレーのプログラマになったきっかけという記事でも書いたように、自分はもともと文系で、大学3年生のときにコンピュータサイエンスの方向にシフトすることを決意しました。

上記の成績表でも、『大学1年と2年であった2000年と2001年』と『大学3年と4年であった2002年と2003年』は、履修している科目の種類が違うのがわかると思います。 続きを読む

燃え尽きた留学1学期目

理系アメリカ大学院1学期目が終わってすぐ日本に帰りました

サンフランシスコ空港で日本行きの飛行機を待っている間ほっとしていました。

とにかく終わってよかったと思いました(いろんな意味で)。

新しいことがたくさんありました。 続きを読む

アメリカの大学院は知識詰込み偏重型

頑張ってもダメだった大学院での1学期目

私の通っていた慶應大学SFCの学部では、各学期ごとに10科目まで授業を履修することができました。

それに対してUC Berkeleyの機械工学部の学部生は3科目か、がんばって4科目です。

これはBerkeleyがSFCに比べてヌルいというわけではなく、授業の密度と強度が違うのが原因です。 続きを読む

アメリカに何年住めばスムーズに英会話ができるようになるのか?

TOEFLで高得点をとっても英会話はできない

アメリカ理系大学院に留学した直後の話です。

プログラミングや、科学や数学は世界共通なので、そこに関して心配はありませんでした。

そこで初めて渡米するとなると、本質的ではなくても一番障害となるのが英語だと思います。 続きを読む

アメリカ大学院出願のためのTOEFL対策

2005年、23歳の頃の話

アメリカ大学院の出願に必要な準備は以前理系アメリカ大学院に合格するための戦略に書きました。

会社に辞めると伝えたのは入社した翌年の1月、3月末には正式に会社に行かなくなったと思います。(経緯はこちら

出願書類の提出が12月なので、4月から11月で準備期間は8か月ありました。 続きを読む

日本のITがダメなのは日本のエンジニアの層が薄いから

2004年末、22歳の頃の話

こちらで書いたような流れで入社した会社を1年後に辞めました。

今やともに東大教授になった学部時代の研究室の先生やポスドクの知り合いがいつでも無償で相談に乗ってくれたので[ref]今思うとすごいことでした。ありがたいです。[/ref]、その会社での1年は学術的・技術的に非常に伸びました。

いずれにしてもその時の直近のゴールはアメリカ大学院の進学で、英語ができなかったのでTOEFLの勉強から始めなければならない状況で、仕事と英語の勉強の両立の難しさを感じていました。 続きを読む

大学という高額情報商材

大学の勉強をお金を稼ぐことにつなげるには理系しかない

大学で何も学ばなくても大学に進学することに意味はあります。

やりたい職業につくには大卒の資格が必要かもしれませんし、将来海外にでることがあるならば、大卒であることでビザや永住権の取得が容易になることもあります。

ところで文系学部で一生懸命学んだ人と、大学の授業で何も学ばなかった体育会系の人のどちらがビジネスの現場で活躍できるでしょうか? 続きを読む

勉強ができるのに社会で活躍できない人

数学がすごくできるのにプログラミングができない人

東大数学修士や物理博士のように、数学がすごい得意なのにも関わらずプログラミングが上手でない人は少なくありません。

私としてはプログラミングの方が圧倒的に数学よりも簡単だと思うのでとても不思議でした。

これに関して最近一つの答えが出て、それは論理的に演繹的に思考することが得意でも、帰納的に思考することが苦手な人がいるということです。 続きを読む